たま駅長

たま駅長01
たま駅長(撮影者:楠本和男氏)

1999年(平成11年)年4月29日に、たま(後のたま駅長)は、貴志駅でミーコから他の3匹の兄弟たちと生まれました。
ミーコは茶虎でしたが、たまだけは雌の三毛猫として生まれました。
1匹はまもなく亡くなり、他の2匹は飼い主が見つかってもらわれていきました。
母親のミーコとたまの2匹が、量志駅の小山商店で飼われる駅猫となりました。

貴志川線が南海電気鉄道㈱の支線から分離して、和歌山電鐵として新発足した2006年(平成18年)4月1日の開業式典で、猫小屋が紀の川市の市道に置かれていたことから撤去を要求され、思い余った飼い主でもある小山商店の小山さんが、小嶋光信社長に、たまとミーコと、迷い猫のちびの3匹を駅の構内に住まわせて欲しいと、お願いしたことがたま駅長誕生となるきっかけとなりました。

たま駅長とミーコ
たま駅長と母親のミーコ助役(撮影者:楠本和男氏)

その開業式典の9ヶ月後、たま駅長として就任しました。
(報酬はキャットフード1年分でした)

就任直後は朝の6:00~夕方の5:00まで働きました。

駅長就任1年後には、スーパー駅長(課長級)に昇格と同時に駅長室をプレゼントされました。
その年の春にはフランスの映画に(女優として?)出演。

2010年駅長、駅長就任3周年を記念して執行役員への昇進。

2010年2月9日住み慣れた旧貴志駅(築77年)解体

同年8月4日新・貴志駅「たまMUSEUM KISHISTASTION」完成

2013年、駅長就任6周年記念して、和歌山電鉄ナンバー2の社長代理へ昇進。

2015年6月22日に残念ながら、亡くなってしまいました。

ちびとたま
幻のたま駅長とチビのツーショット(撮影者:楠本和男氏)